ロスレスは、本当にロスレス
ほとんどの「EXIF 削除」ツールは、写真をデコードしてまったく新しい JPG として保存します。その過程で、細部がこっそり失われ、10 ビットカラーが平坦になり、形式も変わってしまいます。このツールは画像にまったく手を加えません。選んだメタデータを除いて HEIC コンテナを書き直し、圧縮された写真データはそのままコピーします。
その結果、次のようになります。
- 画素は同じ。 元の写真とビット単位で同一です。「見た目が同じ」ではなく、本当に同じです。
- 形式も同じ。 .heic のままで、サイズも JPG の約半分のままです。
- むしろ小さくなる。 削除したメタデータの分だけファイルが小さくなります。
JPG が必要な場合は、出力形式を切り替えてください。その場合は再エンコードされるのでロスレスではなくなりますが、相手が HEIC を開けないときに便利です。
削除する項目を選ぶ
| オプション | 削除されるもの | 残しておくべきとき |
|---|---|---|
| 位置情報 | GPS 座標、高度、方角 | 並べ替えや編集のために日時やカメラ情報が必要なとき |
| カメラ・レンズ | スマートフォンの機種、レンズ、露出設定 | 撮影のコツを共有していて、設定を見せたいとき |
| 日付・時刻 | 撮影日時 | 撮影順に写真を並べる必要があるとき |
| すべて | 上記すべてとその他の EXIF | 公開の場に投稿するので、痕跡を一切残したくないとき |
処理前と処理後の項目数で、各ファイルにメタデータの項目がいくつあり、いくつ残ったかがわかります。進行状況バーを信じるだけでなく、期待どおりに削除できたかを自分で確認できます。
なぜ大切なのか
メタデータは、問題になるまで目に見えません。うっかり困ったことになりがちな場面をいくつか紹介します。
ネットで物を売るとき
フリマサイトに出品する自転車の写真は、おそらく自宅の玄関で撮ったものでしょう。プラットフォームが元のファイルをそのまま配信すると、「ここに高価な品物があります」という出品情報の隣で、GPS タグがあなたの家の玄関を指し示すことになります。
掲示板やブログ、自分のサイトに投稿するとき
アップロードされたファイルをそのまま配信するサイトはたくさんあります。誰でもダウンロードして EXIF を読めるので、あなたが家にいる時間帯のパターンまでわかってしまいます。
報道と情報源
情報源から受け取った写真からは、スマートフォンの正確な機種、秒単位の時刻、位置情報がわかってしまうことがあります。公開や転送の前に削除し、HEIC メタデータビューア で結果を確認しましょう。
気になるのは位置情報だけ?
それなら、すべてを削除する必要はありません。HEIC から GPS を削除 なら、座標だけを取り除いて日時とカメラ情報はそのまま残すので、ライブラリも整理されたままです。クリーンな JPG を一度に作りたい場合は、メタデータなしで HEIC を JPG に変換 をお使いください。
設計からしてアップロードなし
まず写真をアップロードしてください、と求めるプライバシーツールなんておかしな話です。削除処理はブラウザのタブ内で実行され、ページの読み込み後はオフラインでも動作します。