HEIC ファイルの中に隠れているもの
HEIC は1枚の画像というより、小さなアーカイブのようなものです。iPhone はメインの写真と一緒に、EXIF データのブロックや、ときには追加の画像も詰め込んでいます。このビューアはそれをすべて一覧表示します。
- カメラとレンズ。 スマートフォンの機種、使われたレンズ、焦点距離。
- 露出。 シャッタースピード、絞り、ISO 感度、フラッシュの発光有無。
- 日付と時刻。 撮影された日時。多くの場合は秒単位で、タイムゾーンのずれが記録されていることもあります。
- 位置情報。 GPS の緯度と経度。写真によっては高度や方角も。
- 画像サイズ。 ピクセル単位の幅と高さ、ビット深度。
- カラープロファイル。 iPhone の写真では通常 Display P3。
- コンテナの中身。 保存されている画像、サムネイル、深度マップの数。ポートレートモードの写真には深度マップが含まれることが多く、グリッド画像はタイル状に保存されています。
地図ではなく座標を表示する理由
多くのメタデータビューアは、埋め込み地図にピンを立てます。見た目は良いのですが、ページが表示された瞬間に、写真の位置情報がこっそり地図タイルサーバーに送られてしまいます。ファイル自体が端末の外に出ていなくても、これは情報漏えいです。
だから私たちはそうしません。表示するのは座標の数値だけです。その横には、クリックするまで何もしない OpenStreetMap へのリンクがあります。撮影場所を知りたいなら、ワンクリックで。共有前に写真をチェックしていて、誰にも場所を知られたくないなら、クリックしなければ何もどこにも送られません。
数値の読み方
| 項目 | 例 | 他人にわかること |
|---|---|---|
| 撮影日時 | 2026:06:14 19:42:07 | あなたがいつそこにいたか |
| GPS | 51.5007, -0.1246 | どこにいたか(多くの場合、数メートル以内の精度) |
| 機種 | iPhone 15 Pro | どのスマートフォンを持っているか |
| レンズ | Back camera 6.86mm f/1.78 | どのカメラモジュールを使ったか |
| 露出 | 1/120 s、ISO 64 | 光の条件 |
緯度と経度が小数点以下5桁あれば、1軒の家を特定できるほどの精度になります。写真を公開する前に、最もチェックすべき項目です。
確認できたら、きれいにしましょう
表示された内容にヒヤッとしたら、対処法があります。HEIC から GPS を削除 は位置情報だけを消し、ライブラリが正しく並ぶよう日時は残します。HEIC メタデータ削除 はすべてをロスレスで取り除き、ファイルは HEIC のまま残します。どのみち JPG が必要なら、メタデータなしで HEIC を JPG に変換 すれば、変換と削除を一度に行えます。
仕組みからしてプライベート
解析は libheif の WebAssembly 版を使ってブラウザ内で実行されます。アップロードも、写真の中身を記録するサーバーログも、アカウントもありません。ページの読み込み後はオフラインでも動作するので、自分でそれを確かめることもできます。